SoftBank CUP 2024 (東京大会)[GAME2]日本 88-80 韓国「さらにリードを広げる試合運びの大切さ」ジョシュ・ホーキンソン選手
2024年7月8日
有明アリーナでの強化試合4連戦のラストは「SoftBank CUP 2024 (東京大会)」男子日本代表vs男子韓国代表の第2戦。男子日本代表は88-80で韓国に勝利し、国内最後の強化試合でようやく白星を飾りました。有明アリーナでの男女日本代表4連戦はいずれも1万人を超え、合計49,171人と多くの声援をいただきました。すでに最終メンバーが決まった女子日本代表に続き、SoftBank CUP 2024終了後にトム・ホーバスヘッドコーチは「これから12人を選考していきます」と言及し、男子日本代表もまもなく決まります。
この試合も序盤から韓国にリードされ、追いかける展開となりました。前半残り3分を切り、吉井裕鷹選手のシュートで37-36と逆転。河村勇輝選手、比江島慎選手がさらに得点を重ね、43-39と4点リードして前半を終えます。第3クォーター、身長で上回る日本はジェイコブス晶選手やジョシュ・ホーキンソン選手の活躍で、この試合最大となる16点差をつけます。「そこから20点差へ引き離したかったですが、まだまだキレイなバスケができていないためにそれができませんでした」とホーバスヘッドコーチは課題を挙げます。
ターンオーバーは17本と多く、24本もらったフリースローは15本しか成功せず、62.5%は反省点。そして、勝利のカギを握る3ポイントシュートは、ノーマークで打てているチャンスも多かったですが、7/24本で29.2%と低迷。ホーバスヘッドコーチも「なぜ入らないのかは本当に分かりません。練習では入っています」と頭を抱えます。
1点差で敗れたGAME1を振り返り、「リバウンドやペイントエリアで仕事をすること。良いスクリーンをかけて、味方をオープンに生かすためのプレーをすること。味方に良いスクリーンをかけることができれば、自分がオープンになる可能性も高くなるので、その二つの仕事に今日は集中しました」と話すホーキンソン選手は34点、14リバウンドとダブルダブルの活躍で勝利に貢献。既報どおり、これからはじまるヨーロッパ遠征ではFIBAランキング3位、昨年のFIBAワールドカップチャンピオンのドイツをはじめ、強豪との強化試合が続きます。ホーキンソン選手もその高いレベルをイメージしています。
「常に自分たちのペースで試合を進めていくことは、本当に大切です。この試合も13点リードしたときに、さらに20点差へ広げ、相手の気持ちを折るようなチャンスが何度もありました。でも、自分たちのミスから点差が縮められ、相手の気持ちを折ることが最後までできなかったです。相手をカムバックさせないように、さらにリードを広げる試合運びの大切さを、この試合を通してすごく感じました」
オーストラリアと韓国との4試合を経て、多くの課題が浮き彫りになりましたが、もちろん良いプレーも同じようにありました。修正すべき点は明確であり、「それができれば絶対に世界ベスト8の目標にも届くと信じています。ノーマークの3ポイントシュートが決まれば、みんなの仕事も楽になります。これから入りますよ」とホーバスヘッドコーチは期待し、それを実現できるメンバーがこれから選ばれます。